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暮らし華やぐ「閨房工芸」

儒教の教えが徹底されていた李朝時代、
女性たちは自由に外を出歩くことが出来ませんでした。
社会的、政治的にも、その行動が極端に制限されていました。
華やかな色調が徹底的に排除された、簡素で質素な李朝の伝統家屋の中に、
そんな女性たちが集う「閨房(キュバン)」と呼ばれる一室が有りました。
そこは正に女の園、女だけのユートピアでした。
家の女性たちが集まり語らいながら、せっせと手仕事に励むのです。
溢れんばかりの色彩で埋め尽くされた刺繍屏風が立てられたその部屋からは、
色とりどり装飾小物や絹のポジャギたちが生み出されました。
名も無き女性たちの、何にも縛られず自由な発想に彩られた、これらの手工芸は
「閨房工芸(キュバンコンイェ)」と呼ばれました。
現在、その限定された場所はもう有りませんが、
そこから生まれた伝統文化は、単純な過去の遺物ではなく
今も多くの韓国女性の中に脈々と受け継がれている魂なのです。


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