ポジャギ、漢字では「褓子器」と書きます。
韓国では昔から物を包んだり、おおったりする時に使う布をポジャギと言います。
ポッタリ、ポジェギ、ポッチャギなど地方によって呼び名は違いますが、
日本で言う風呂敷や袱紗のようなものです。
英語に訳すとWrapping Cloths。
ポジャギの使用範囲は日本のそれより遥かに多岐にわたります。
お膳に被せるパプサンポ、布団を包むイブルポ、着物の埃除けのためのフェッテポなど
日常生活で欠かせないものから、婚礼用、仏教儀式用などに幅広く使われます。
ポジャギは李氏朝鮮時代(1392〜1910)に盛んに作られました。
しかし、古いものは動乱期に家財道具などを包み、
背負いながら逃げまどったという悲しい現実のため、残っているものは少なく、
今では博物館などでしか見ることが出来ません。
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