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01 ポジャギとは?

 ポジャギ、漢字では「褓子器」と書きます。
 韓国では昔から物を包んだり、おおったりする時に使う布をポジャギと言います。
 ポッタリ、ポジェギ、ポッチャギなど地方によって呼び名は違いますが、
 日本で言う風呂敷や袱紗のようなものです。
 英語に訳すとWrapping Cloths。
 ポジャギの使用範囲は日本のそれより遥かに多岐にわたります。
 お膳に被せるパプサンポ、布団を包むイブルポ、着物の埃除けのためのフェッテポなど
 日常生活で欠かせないものから、婚礼用、仏教儀式用などに幅広く使われます。
 ポジャギは李氏朝鮮時代(1392〜1910)に盛んに作られました。
 しかし、古いものは動乱期に家財道具などを包み、
 背負いながら逃げまどったという悲しい現実のため、残っているものは少なく、
 今では博物館などでしか見ることが出来ません。


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